ゴスペルって 

ゴスペルとはゴッドスペル。   
直訳すると「神様の言葉」です。

  私たちが結婚式やクリスマスに耳にする
聖歌賛美歌ホワイトスピリチュアルと呼ばれていて、教科書に「星の世界」の名で旋律が転用された「慈しみ深き友なるイエスは」が
有名です。
  一方、
ゴスペルニグロスピリチュアルと呼ばれ、聖書の言葉を歌とリズムで伝えたもの
で、アメリカに住む黒人の間で生まれた心の音楽です。


 

もう少し話すと・・・

 ゴスペルと言う言葉を辞書で引くと、新約聖書の「福音書」と翻訳されます。
 ですから私たちが歌う曲は、「ゴスペル音楽」と言うのが正しいのかもしれません。
 ゴスペル音楽の歴史は意外に新しく、1899年にアメリカのジョージア州でバプテスト
教会の説教者の息子として生まれたトーマス・A・ドーシー名づけの親で、アフリカ系アメリカ人の音楽において「コール&レスポンス」技法を用いた最初の音楽家だと言われています。
 ゴスペルは、1930年頃に奴隷時代からアメリカに住む黒人が古来から持っている色々な
音楽と融合してゴスペルが誕生しましたが、後に始まった第2次世界大戦によって黒人宗教音楽の確固たるものとして成長したようです。
 戦後になるとゴスペルはラジオ番組でも放送されるようになり、芸能界へも影響し始めま
した。エドウィン・ホーキンスの「Oh Happy Day」がポップスベスト10で1位になったり「ゴスペル音楽の王」として知られるジェームス・クリーブランドが各地で地元クワイヤと一緒にレコーディングしたりすることは、黒人音楽の地位を不滅のものにするの役立ったと言われています。
 ゴスペルで良く歌われる「アメージング・グレイス」は、イギリスの奴隷商人で後に英国
教会の司祭になったジョン・ニュートンによって作詞された古い歌ですが、昔から伝わるキリストの教え「出エジプト体験をしたイスラエルの民」と、黒人たちの奴隷時代とを重ねた歌詞を「文章ではなく口頭で伝える」ことで出来た「黒人霊歌」(ニグロスピリチュアル)に、故郷アフリカの音楽表現、リズム、感情がプラスした音楽なのです。

 日本ではあまりCDを見かけませんが、色んなゴスペルクワイヤの曲を聴くと「ラテン系
」を感じさせるゴスペルから「ニューヨークぽい」都会で洗練されたゴスペルまで、多種多様です。宗教に関係なく皆さんも機会があったら聴いたり歌ったりしてみてください。


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